Japan Expo Paris 2025に身延山地域のプロモーション出展しました

当会が参画するみのぶ農泊地域連携協議会では、7月3日から7月6日にパリで開催されたJapan Expo Paris 2025(Welcome – Japan Expo Paris)に、JNTOブースの一員として出展しました。また、Expoに先立ち、南仏マルセイユの日本総領事公邸で開催されたB2Bイベントにも招聘され出展しました。

Japan Expo Parisは、日本熱の高いフランスで1999年から開催されている日本文化の総合博覧会で、フランスで3番目の来場者数を誇る大規模なEXPOとして知られており、子供の頃にこのEXPOを親と訪れたことがきっかけになって、日本ファンになって日本に留学したり日本関係の仕事に就いた例もたくさん聞きます。昨年は20万人が来場しました。

みのぶ農泊地域連携協議会は、JNTOの共同出展ブースのひとつとして、東日本旅客鉄道株式会社・東北観光推進機構、小田急電鉄、三重県、Japan Specialist(JTB)、兵庫県、せとうち観光推進機構、広島県観光連盟・西日本旅客鉄道株式会社とともに出展しました。

EXPOに先立つ7月1日に、ラグジュアリー層の多い南フランスで、在マルセイユ日本国総領事公邸を舞台に現地の旅行会社とのB2Bイベントが開催され、こちらも、東北観光推進機構、三重県、兵庫県、せとうち観光推進機構、広島県観光連盟とともに招聘されました。みのぶ農泊地域連携協議会の中核宿泊施設の宿坊覚林坊からのスタッフと、当会の通訳案内士が、異常気象の注意報が発令される猛暑の中、副住職は僧服で、女性陣は着物で参加しました。地域を紹介するプレゼンテーションを行った後、地域の伝統の祭り「御会式」のハイライトを纏の舞と団扇太鼓で披露、地域ごとのブースでお寺の梅酒をふるまいながら、地域のさまざまな事業者のパンフレットを配り、来訪客に身延山地域の魅力を伝えました。

当日の様子は、在マルセイユ日本国総領事館のfacebookでも記事としてアップして頂いていて、「南フランスの経済プレイヤーに日本国内の様々な目的地を発見させる重要な機会でした。」「フランス人は観光地として東京、京都、大阪も知っているが、日本は他にも多くの隠れた宝石を列島に隠している。 日本の地域の豊かさを探求することを躊躇しないでください!」と、フランス人に向けてのアピールを発信してくださいました!

(20+) Nous avons organisé un… – Consulat général du Japon à Marseille | Facebook

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その後、舞台をパリに移して、EXPO会場のJNTO共同出展ブースで、大勢の日本ファンや、旅行関係者でごったがえす中、僧衣と着物で汗だくになりながら、身延山地域の魅力をアピールしました。来訪した個人客は、今年や来年に日本への旅行を予定していながら、具体的な訪問地をまだ決めていない方が多く見られ、身延山地域のことを知って、必ず訪問しようと決めてくださった方もたくさんいらっしゃったようです。記念品が貰えるアンケートには、500人を超えるお客様が回答してくださり、大変興味深いデータを得ることができました。商談と言うと、とかくB2Bの商談会が効果的、効率的と考えがちですが、1人の個人客の向こうには数百人以上の潜在客がいることを考えると、こうしたB2Cのイベントも、極めて有効であると言えます。

また、大手航空会社のフランス語圏市場の幹部の方も身延ブースにお越しになり、とても興味深く話を聞いてくださいました。帰国後に早速ご連絡を頂き、フランス語圏各国のラグジュアリー旅行会社を連れて毎年実施しているFAMトリップの目的地として、来年1月に身延山地域を訪問したい旨のご依頼を頂きました。

初めての海外EXPO出展で全てをゼロから手探りで作り上げ、また記録的な猛暑の中、僧衣や着物で汗だくになりながら地域のアピールに必死になった努力が、具体的な成果となって表れてきそうな、確かな手応えを感じました。マルセイユで、そしてパリでご一緒させて頂いた他地域の組織の皆さまの地域プロモーション活動の事例も一生懸命勉強させて頂き、更に面的な広がりを持った取り組みへと発展させて行きたいと思います。